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WebマガジンLINZIN「KIMONOでジテンシャ」アイテム選別の裏話

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こんにちは。

大阪京橋のマンツーマン個人着付け教室

きものたまよりの堤千草です。

前回のブログで

海外の複数の有名スポーツ自転車ブランドの

輸入代理店などをされている株式会社アキボウ様運営

のWEBマガジンLINZINの取材していただいたお話を

ご紹介させていただきました。

取材していただいた記事はこちら

【KIMONOでジテンシャ。着付けのプロに訊く着物で安全にスポーツバイクに乗る方法】

今回のブログではママチャリタイプでの乗車の時と

トップチューブが高いスポーツタイプの時では

身につけているアイテムが違うので

どんなアイテムを選んだかご紹介します。

そしてちょこっとアイテム選別の裏話をお話します。

まずはママチャリタイプの時。

自転車に乗る時は撮影時2月だったので

羽織を着ていて分かりにくいですが

その下にソムリエエプロンを巻いています。

これは裾合わせがはだけないようにするためです。

ソムリエエプロンは

いつも普段から着物でママチャリに乗る時は

巻いているものです。

前掛けだと幅が狭くはだけやすいと思うので

お尻まですっぽり包めるソムリエエプロンがおすすめです。

これにいつものスタイルでは履物は普通に草履

なのですが、足元ももっと安全なものをと

アキボウの担当者様からご要望がありまして

それで何か和なかんじの安全な履物はないかなと

考えた時にこの地下足袋を思いつきました。

地下足袋はこんなかんじでブーツ状になっていて

ロングタイプを選んだのでふくらはぎまであります。

なので暖かい!

冬場の撮影だったので本当にありがたかった!

それに足先が二股になっているので

足袋を履いたまま履けるので

どこかに上がる際にも

脱いでから足袋を履く手間がなくサクッと脱げます。

わたしはロングタイプを選んだので

留め具のこはぜは12枚と多く

留めるのがめんどくさかったですが 笑

ソムリエエプロン×地下足袋で楽々乗ることができます。

さて次は上のスポーツタイプの自転車です。

こちらは真ん中のトップチューブが高いので

跨がないとダメなのです。

そうするとソムリエエプロンのスタイルでは難しく・・・

このタイプは着物で乗るのは初めてだったので

どうしようか結構考えました。

最終的には上のように

ソムリエエプロンを外して

下は着物の裾をたくし上げて紐で固定し

上がダボッとしていて裾がすぼまっている

サルエルパンツを履きました。

これで無事に乗れてスイスイ自転車を漕いで走ることができました!

スポーツタイプは安全性のことも考えて

ヘルメットも被っています。

そしてここの裏話・・・

当初着物のままで機動力があるパンツ系と言えば

ということで下のモンペか袴を合わせようと思っていました。

でも袴は裾が広がっていて絡まる危険性があります。

そして着物の着付けの段階から袴を履く用の

着付けをしないといけないという点で

お手軽ではないので却下。

そしてモンペにしてみたのですが

ご覧ください・・・

いっきに戦時中やん・・・

となりまして。

どうしよかっな~

と思っていた時スポーツタイプの自転車を

旅先で着物で乗ったことがあるというお生徒さん

がいらっしゃいまして、その方から

上がだぼっとしたパンツを履いて乗ったと伺い

これだ!と思いサルエルパンツに行きつきました。

お陰で無事、戦時中は免れたよ~!

しかもなんだか格好良く粋な雰囲気で決まっているような?

という着物でジテンシャ・アイテム選別の裏話でした。

大阪京橋のマンツーマン個人着付け教室
きものたまより
堤千草
https://tamayori.com/

大阪着物着付け教室講師堤千草

堤 千草

20代前半の頃に実家の箪笥に眠っている祖母や母の着物を着てみたいと思ったのがきっかけで着付けを習い始めました。
毎日着物で生活してみたい、わかりやすい着付けを伝えていきたいと思い、着付け講師の道へ。

マンツーマンならではの、その方に合わせたペースのレッスンで、短期間で綺麗に着物を着ることができるようになるとお生徒さんから好評をいただいております。

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