お生徒様の着姿
振袖の着せ付けレッスンのお生徒様たち
お嬢さまに成人式、振袖を着付けてあげたい!お生徒様達のレッスン
きものたまよりの着せ付けコースや単発レッスンに通われているお生徒様方をご紹介します。皆さん来年2024年の成人式にお着付けされる方々です。プロの美容師さんはもちろん娘さんであるお嬢様やお知り合いのお嬢様にお着付けされる方など様々です。
まずはその第1弾です。
お嬢様にお着付けされるSさん
来年の成人式にお嬢様にお着付けされるご予定のSさん。
Sさんは単発レッスンを約2か月間で7回程ご受講くださいました。
こちらは最終回でのお着付けです。
ママ振袖で
お母様であるSさんのお振袖と帯をお着付けされます。
帯揚げ、帯締め、伊達衿は現代の物を新たに購入されたそうです。
小物を替えるだけでも印象が昭和から一気に令和な雰囲気になりますね!
お嬢様ご希望の文庫結び
帯結びはお嬢様ご希望の文庫結びです。
20歳で文庫結びをご希望だなんて、なんて趣味のいいお嬢様なんでしょう♡と思わずご希望を伺ってわたくし密かに感動していました。
ただこういうシンプルな帯結びは左右対称に綺麗に仕上げてこそ美しさが際立つのでとても難しいのですが、Sさんしっかりと習得されました。
最初はYOUTUBEで着付けてみようと思ったけれど・・・
実はSさんお若い頃に自装のお着付けは習われたことがあり腕に覚えがあったので、今回の成人式のお着付け(他装)はYOUTUBEで習得してできるのではないかと考えてやってみたそうです。
色んな動画を観て色々試行錯誤しても色んな所が綺麗に決まらない・・・ということで、きものたまよりのまずは体験レッスンにお越しくださいました。
体験レッスンで色々お話を伺い、Sさんは振袖のみのお着付け習得のご希望だったので、他装全てが習えるコースよりも単発のレッスンを数回通っていただくことをご提案し、単発レッスンを7回通っていただきました。
お家での練習も頑張っていただいて、わたしの声掛けなしでも手順もバッチリ。
もし、12月など直前でどうしてもうまくいかない部分が出てきたらまた来てくださいとお伝えしてご卒業くださいました。
お嬢様にお着付けられるMさん
Mさんも来年の成人式にお嬢様にお着付けされるご予定です。
Mさんは最初単発レッスンで通われていて、他のお着物の着付けも習得したいのでということで、途中からコースにご変更になりました。
コースの内容も男性着付けや七五三など特にMさんにとって今は必要がない物を振袖回に振り替えさせていただきました。
こちらは9回目でのお着付けです。
帯結びは華やかな宝袋に
当初はお母様であるMさんのご希望でふくら雀が良いかなとおっしゃっておられました。
レッスン数回目でお嬢様をお連れくださり、わたしが着付けさせていただき細かい補正の増減をみさせていただきました。
帯結びもふくら雀とこの宝袋という変わり結びを2種類結び、お嬢様とお母様で相談されて、はやり華やかな宝袋の方にしよう!と変更されました。
Mさんもママ振袖で
Mさんも20歳の時に誂えられたママ振袖です。
Mさん以外にもご親戚のお嬢様達がたくさん成人式にはこのお着物をお召しになられたそうです。
なのにとっても綺麗なんですよ!
皆さんがとても大事にこのお着物を扱われてきたのがすごく伝わってきます。
帯揚げ帯締めはシンプルに
帯揚げは内入り組に。
帯締めは当初は本結びの予定がこんな感じにもできますよと創作したものを気に入っていただき、こちらに決定・・・
帯締めも変更に
平組をアレンジしたもので決定だったのですが、こんなかんじの物もありますよーと教室の物も試しに結ばせていただきました。
お写真をお嬢様に見せられると、やっぱり華やかなこちらの方がいい!と色違いの物を購入され、より華やかな帯周りになりましたね。
お嬢様も巻き込んで
当初はあんまり着物のことは分からへんしお母さんに任せるわ〜と言われていたお嬢様。
なるべくシンプルな感じでいいよーとも言われていたそうで、なのでふくら雀に帯締めは平組の本結びとお母様のMさんは決められていたそうなのですが、こんなのも出来ますよーとこんなのもありますよーとこちらが色々と結んでみて、実際見られるうちに、あっ!こっちの方が華やかで可愛い!!となられたようです。
ただ着せられるだけでなく、お嬢様も巻き込んでご自身の意思を示されることで、より一層成人式の日を楽しみにしてくださるんじゃないかなーとわたしも嬉しいです。