お生徒様の着姿
Fさん、Mさん着せ付けコース
着物の着せ付けと袴の時の着物の着せ付け
きものたまよりの着せ付けコースに通われているお生徒様のレッスンのご様子をご紹介します。ご自身の着付けのスキルアップになればと通ってくださっているFさんとお仕事で着付けをされるご予定のMさんです。
Fさん着せ付けコース第2回目
数年前にきものたまよりの自装コースや半衿付けレッスン、短い帯の結び方などのポイントレッスンをすべて修了されていたFさん。
「ずっと着せ付けコースも受講したいです!」
とおっしゃってくださっていて念願叶ってお越しくださいました。
今回は第2回目で着物の上半身の衿合わせとおはしょりの調節のところまで。
綺麗な衿合わせ
今回のメインのひとつの衿合わせ。
基本の白半衿の細さという感じで着せ付けできていますね。
白半衿は細目、柄半衿や刺繍半襟などはやや太めに出すのがおすすめです。
後姿
裾合わせ床スレスレでエレガントです。
腰紐がきっちりきつく結べているので床に垂れたりしていないですね。
この腰紐すごく難しいのですが、Fさんは自装の達人なので(本当にいつも綺麗にお召しです)ここの重要度を十分ご存知なので、手加減しなくていいというわたしの言葉も最初からお分かりかと思います。
衣紋の抜き加減
衣紋の抜き加減もいい感じですね。
同じ抜き加減でも
この衣紋の形も鋭角に抜くか、丸くぬくかで後ろ姿の印象も変わってきます。
Fさん着せ付けコース第3回目
続いてFさんの着せ付けコース第3回目です。
今回で帯結びまで進みました。
帯結びは全通柄・六通柄の名古屋帯で結ぶ一重太鼓です。
とても綺麗にお着付けできていますね!
帯まで完成するとできた!という感じで達成感がありますよね(^-^)
帯締めと帯揚げ
他装の帯揚げと帯締め。
着付け師はお客様と向かい合わせになってお着付けするため自装の時とは手の動きが反対になります。
それが最初「あれ?」となって戸惑いますよね。
でもFさんどちらも綺麗に仕上げられました!さすがです。
一重太鼓
全通柄・六通柄で結ぶ一重太鼓。
正方形の綺麗な形で結ばれています。
人に結ぶとお太鼓の中ってこんな風になっているのかとわかって面白いと思います。
一重太鼓の後ろ姿
裾つぼまりの形も綺麗で、腰紐の締め具合も◎
帯山の高さも高くとてもいいですね!
綺麗にお着付けできました。
Mさん着せ付けコース第9回目
美容室で成人式に振袖をお着付けすることになったMさん。
振袖以外も一通りの着付けが習得できればということできものたまよりの着せ付けコースに通ってくださっています。
今回は第9回目で袴の着せ付け回でした。
袴のアップ
袴は学生さん以外にも学校の先生が着られますが、今回は振袖に袴の着付けだったので、学生のお嬢さんを想定してお伝えしました。
まず衿合わせはお若い方対象に鈍角で
伊達衿はいつも通り細目で均一に。
どちらも良いですね。
帯は半幅帯を結びますが、これくらいの出具合でいい感じです。
袴の衣紋はやや控えめに
袴の時の着物の衣紋は、着物単体で着る時の衣紋よりもやや控えめが◎なのでいい感じです。
後ろ姿もキリッとした印象でお着付けできていますね。
袴の畳み方も
袴の畳み方が意外と難しいのでレッスンの最後にしていただきます。
お嬢さんが剣道部に所属なので
「家で分からなくなったら娘に教えてもらいます(笑)」
とおっしゃっておられました(*´ω`)
頼もしい助っ人がいてわたしも安心です。