お生徒様の着姿
Sさん着せ付けコース第1回目~3回目
お嬢さまに成人式に振袖を着せてあげたいお母様
きものたまよりの手ぶらで体験レッスン後着せ付けコースに通われているSさんのレッスンレポをご紹介させていただきます。Sさんの目標は翌年の成人式でお嬢様に振袖をお着付けさせてあげることです。成人式前の11月頃に前撮りを予定されているとのことでそれに照準を合わせてレッスンが進めました。
Sさん着せ付けコース第1回目
Sさんはご自分でのお着付けの経験はない方です。
体験レッスン時に自分で全く着たことなくても、人に着付けることは可能ですとお伝えさせていただき、春から着せ付けコースにお越しくださいました。
初回はまずは長襦袢から。
長襦袢、着物の一番の土台になってくれるところで難関箇所ではありますが、Sさんとても上手にお着付けできていらっしゃいます。
着せ付けコースの良さ
成人式に振袖をお嬢様にお着付けされる方は毎年数名おられますが、コースにされるか振袖の単発レッスンを7~8回受講されるかに皆さん分かれます。
コースの良さは、徐々に着物の難易度を上げていくので、振袖を着せる時には難しさを感じにくいという風になっていると思います。
そして振袖以外の着物や浴衣の着付けを習得できるという点もいいですよね。
着物の裾合わせまで
初回では着物の裾合わせまで進みました。
裾合わせも上手に出来ていますね。
後ろの裾合わせ
裾つぼまりになっていて綺麗です。
裾の長さも短すぎずで床から少し浮くくらいになっていていいですね。
Sさん着せ付けコース第2回目
第2回目は着物の上半身まで進んで着物までが完成しました。
上半身は、衿合わせ→胸紐→背中、脇、前の処理→おはしょりの処理という感じの流れです。
美しい衿合わせ
衿合わせアップです。
左右対称に半襟が出ていてとても綺麗だと思います。
やや細目の半衿の出具合ですね。
やや細目に半衿をだすと、清潔感だったり清涼感を感じます。
清楚にみせたい場合は細目で◎です。
後ろ姿
衣紋の抜き具合良いですね。
背中に空気やしわが入っていないのも綺麗です。
裾合わせの形と長さもバッチリです。
おはしょりらへんの腰回りは、帯で隠れる部分なのでこんな感じでOKです。
Sさん着せ付けコース第3回目
第3回目は夏にお嬢様お二人に浴衣着せてあげたいなということで、浴衣の回を先に受講されました。
きものたまよりのはマンツーマンレッスンなので、こういう風に習いたいものから順番にレッスン可能です。
浴衣もとても綺麗にお着付けできていて素晴らしいですね◎
まずは文庫結び
5つの帯結び候補の中から選んでいただき、まずは基本中の基本の文庫結びをお伝えしました。
ふっくら綺麗な形に作られています。
まるでお手本のような文庫結びで美しいです。
文庫結びの後ろ姿
両サイドにたっぷり羽根を垂らす文庫結びはしっとりとした印象になります。
なのでお若い方からお年を召した女性まで皆さん結んでいただける帯結びです。
浴衣の時は着物の時よりも衣紋は控えめに。
いい塩梅の衣紋の抜き加減です。
元気な文庫結び
文庫結びの羽根を小さくとって、縦にピンとはった形の作り方もお伝えしました。
先ほどの両サイドに羽根を垂らす文庫結びと比べると元気なイメージになりますね。
この帯結びはお若いお嬢さんがお似合いになると思います。
キャンディ結び
最初の手先の長さを変えるだけで、あとはほぼ文庫結びの結び方と同じような手順で作れてしまうキャンディ結びです。
文庫の羽を袋でくるんでいる形の帯結びです。
キャンディ結びの後ろ姿
キャンディ結びは袋の部分が名古屋帯などで作る一重太鼓や角出しのお太鼓部分を連想されるので、名古屋帯の結び方がお好きな方もしっくりくる帯結びなのではないかなと思います。
袋状の中に三部紐を通して帯留めを付けることもできます。