お生徒様の着姿
着せ付けコースMさんとFさん
美容室勤務のおふたりの着せ付けコースレッスン
きものたまよりの着せ付けコースに通われているMさんとFさんのレッスンレポです。Mさんは美容室で翌年の成人式の日に振袖のお着付けをされる予定の方で今回4回目と5回目でのレッスンのご様子です。Fさんは美容師さんで今回着せ付けコースの最終回です。
Mさん着せ付けコース第4回目
美容室で翌年の成人式に振袖をお着付けされるご予定のMさん。
春からきものたまよりの着せ付けコースに通われています。
4回目の今回は礼装着物の着付けをレッスンしました。
伊達衿を入れて
礼装着物によくつける伊達衿。
着物と長襦袢の半衿の間に入っている細く見せる衿です。
なかなか難しい箇所ですが、ゆるみなくきりっと細目に入っていてとても綺麗です。
帯揚げと帯締めもしっかりと綺麗に結べていますね!
礼装着物の後ろ姿
礼装着物は普段着の着物と比べると衣紋や少し抜き気味で◎
そして裾合わせも長めがエレガントで良いのです。
袋帯で二重太鼓
前回までは名古屋帯でしたが、今回は礼装なので袋帯の結び方を。
基本の二重太鼓です。
お太鼓とたれ先の柄が続いているようにお太鼓作られていますね!
ここが繋がるととても綺麗です。
少しの微調整でここは合わせることができます。
Mさん着せ付けコース第5回目
引き続きMさんの着せ付けコースです。
今回は第5回目で留袖の着せ付け回でした。
留袖は第4回目で着付けていただいた色無地よりももっとずっしり重たい着物になります。
全体的にとても綺麗に着付けられていますね(^-^)
留袖が重たい理由
留袖がどうしてずっしり重たいかというと、裾についている白い生地にご注目です。
裏地がついている袷の留袖にプラスでもう一枚比翼の布が全体的についているのです。
だから留袖って重たいんですね。
なので腰紐はしっかりと結ばないといけません。
まったく床に垂れていないので、Mさん腰紐締められるのとても頑張りました!
留袖の時の衿合わせ
留袖、衿にも比翼の生地がついているので、ここも伊達衿のように均一に細目に見えるように出しながら着付けをします。
Mさんとってもお上手です。
そして留袖の時の衿合わせは鋭角気味で。
お母様世代の方がお召しになられることが多いので、大人っぽく鋭角が綺麗ですね。
帯揚げ色々
帯揚げの結び方を数種類お伝えしました。
まずは上段左は縮緬や綸子でいつもの本結び。
そして上段右は縮緬や綸子で結ぶふっくらとした本結び。
胸の大き目の方で帯揚げが見えにくい方に結ばれると良いですね。
そして下段左は縮緬や綸子で結ぶ入り組結び。
俵を作らず中央で交差しているように見える帯揚げの結び方です。
下段中央は絞りで結ぶ本結び。
下段右は絞りで結ぶ入り組です。
帯揚げは縮緬・綸子は幅が同じくらいなので畳み方や結び方は同じで大丈夫です。
縮緬は幅が狭く、絞りのしぼのボリュームもあるので、畳み方と結び方が異なります。
二重太鼓の復習
帯結びは袋帯の二重太鼓で今回は復習になります。
今回もお太鼓部分とたれ先の柄が繋がっていますね!
綺麗です。
お太鼓の繋がりをアップでどうぞ
アップのお写真も思わず撮っていました。
本当に綺麗につながっていますね~!
梅全体の形が綺麗に表れています。
Fさん着せ付けコース第12回目最終回
美容師さんのFさんの着せ付けコース最終回です。
Fさんは進みがとても速く、1回分が余っていたので今回は何がしたいか伺うと「振袖を復習したいです」とお返事いただけました。
もうわたしの声掛けなしでもスイスイとお着付けされましたね。
伊達衿と刺繍半襟
衿元です。
伊達衿均一の細さで綺麗です。
刺繍半襟なのでたっぷり目に見せて。
若々しい鈍角な衿合わせも良いですね!
変わり結び
せっかくなので新しい帯結びもお伝えしました。
全体的に丸くつくる帯結びです。
ひだが綺麗ですね。
振袖の後ろ姿
華やかな後ろ姿になりましたね!
この帯結びは身長も特に気にせず結んでいただける帯結びだと思います。
Fさんとても綺麗に着付けることができました。
Fさんは着せ付けコース修了後、浴衣・半幅コース(自装)に進まれました。
そのご様子もまたアップいたします。