お生徒様の着姿
Fさん着せ付けコース10・11回目
男性着付けと七五三(五歳児・七歳児)の着付け
自装コースを通いながら間に着せ付けコースも入れられた美容師さんのFさんの着せ付けコースのレッスンレポです。今回は男性の浴衣と羽織袴、そして五歳児・七歳児の七五三の仕上がりをご紹介します。
着せ付けコース第10回目
美容師のFさんの着せ付けコース第10回目は男性着付けをしました。
まずは浴衣の着せ付けから。
最近はお若い方もお祭りなどで浴衣を着ている場面が増えたな~と思います。(この2年はお祭りは軒並み中止ですが・・・)
帯結びは貝ノ口
角帯で結ぶ帯結びは色々ありますが、定番の貝ノ口をお伝えしました。
女性も貝ノ口を結びますよね。
手順は同じなのですが、帯の太さが違うので、最初に取る手先の長さが違います。
そして女性は背中の真ん中に結ぶのに対して、男性の貝ノ口は少し横目に結びます。
Fさんきりっと結べていますね(*'▽')
粋な後ろ姿
こんな感じで少し脇の方に。
粋でいなせな後ろ姿ですね。
もっと男性の浴衣人口増えたら嬉しいな。
羽織袴の着付け
そして男性のお着物・羽織袴の着付けをお伝えしました。
まずは下着~補整~長襦袢そして着物の着付け、帯は一文字に結んで袴を着せます。
袴の紐の巻き方は手順は女性のバージョンと似ていますが、最後の後ろ紐を前の真ん中で結ぶのが男性の特徴です。
一文字にしたり、礼装だとお写真のように十文字にしたりします。
結構ややこしいのでここ忘れないように!です(オーダーも年にそんなにないですしね)
着物と袴の後ろ姿
着物と袴の後ろ姿は浴衣の時よりも凛とした美しさがありますね。
女性もですが男性も丹田付近に腰紐を締め、男性は帯も丹田上にくるので、洋服の時よりもより丹田を意識して過ごすことができると思います。
丹田は身体の重心位置になり、ここを意識すると身体がぶれないと言われています。
身体がぶれないということは心にも影響がありそうです。
羽織を着せて
羽織を着せて、羽織紐を付けて完成です!
男性の羽織袴は結婚式に出席される主役の新郎様やそのお父様、あとは茶道をされている男性もよくお召しになられますね。
羽織の着方
女性もそうですが、男性も羽織の衿は後ろは半分に折り返します。
これ初心者の頃に知らなくて、衿は折り返さずに立てたまま着てたな~といつもしみじみ思い出します。
Fさん着せ付けコース第11回目
続いてFさん着せ付けコース第11回目です。
今回は五歳児男児と七歳児女児の七五三の着せ付けです。
子ども用のマネキンに着せ付けていただきます。
いつも思うのですが小さくてとっても可愛いんです。
男の子は大人のミニチュア版だと考えてもらってok
ところどころ違うところはもちろんあるのですが、五歳児男児の着付けの手順は大人の男性の着付けのミニチュア版と考えてもらって大丈夫です。
でもお子さんなので、紐の締めすぎには注意です。
ゆるすぎもだめですがね。
七歳児女児着付け
着物と帯の下辺に巻くしごきが同じ赤なので同化しちゃってますね(^-^;
わたしのセレクトミスです。すいません。
七歳もまだまだ小さくて可愛いですね。
実際の現場ではお姫様みたいやね~といつも着せ付け終わると言っちゃいます。
蝶々のような帯結び
平帯(作り帯ではない帯のこと)で結ぶ蝶々のような可愛い帯結びをお伝えしました。
個人的に大人の変わり結びよりも子供さんの変わり結びの方がバランスが難しいなと感じます。
Fさんとってもお上手にバランス良く結ぶことができました!