お生徒様の着姿
Hさん不器用さんと練習嫌いさんのための基本コース第6回目~8回目
全通・六通柄の帯とポイント柄の帯
全12回の不器用さんと練習嫌いさんのための基本コースに通われているHさんのレッスンレポです。
今回はコース中盤の第6回目~8回目の着姿をご紹介します。
不器用さんと練習嫌いさんのための基本コース第6回目
第6回目は全通柄または六通柄の名古屋帯で結ぶ一重太鼓の完成の回です。
全通柄とは帯の端から端まで同じような柄が繰り返し入っているもの。
六通柄とは帯の6割に柄が入っているものです。
帯は2周巻くので1周目は内側にきて
柄が見えないので柄を省略して無地でも問題ないので六割に柄が入っているという感じです。
全通、六通同じように結んでOKです。
初めて結んだ一重太鼓
教室の名古屋帯を使って結ばれました。
少し柔らかめの塩瀬の帯でしたが
キリッとゆるみのない一重太鼓になっていますね。
一重太鼓は横長でもなく縦長でもない正方形の形が一番きれいです。
Hさんはじめてなのにとってもいい感じですね!
一重太鼓の後ろ姿
綺麗に衣紋が抜けています。
裾も床スレスレの長めで
ほっそりとした裾つぼまりのラインがとても綺麗ですね。
八掛がちらりと見えるのがいいですね。
不器用さんと練習嫌いさんのための基本コース第7回目
第7回目は前回完成した全通・六通柄の名古屋帯の一重太鼓の復習回です。
不器用さんと練習嫌いさんのための基本コースはお家での練習が十分にとれない方のために新しく習う単元ごとに復習回が含まれています。
だから全12回もあるんですね。
でも着物は着れば着るほど、レッスンを受ければ受けるほど着付けは上達していくので、必ず着物が着れるコースになっています。
帯を替えて一重太鼓の復習
今回も教室の帯を貸し出しして結んでいただきました。
前回の帯よりも少し堅めの帯です。
帯の硬さによって気を付ける部分がありますので、レッスンごとに違う帯を結ぶのもとても勉強になると思います。
今回も後ろ姿とても美しく着付けられています。
硬めの帯の一重太鼓
硬めの帯の一重太鼓はお太鼓部分を作るのは柔らかい帯と比べて簡単です。
柔らかい帯でも綺麗にお太鼓の形を作られたHさんなので、楽勝で綺麗な一重太鼓の形を作られていました。
たれ先の長さもいいですね。
硬い帯は胴に巻く時にしっかり締める力が柔らかい帯よりも必要という感じです。
帯の硬さによってそれぞれ気を付けなければいけないというのはこういうことなんですね。
不器用さんと練習嫌いさんのための基本コース第8回目
第8回目は帯の種類が変わります。
名古屋帯は名古屋帯でもポイント柄の名古屋帯です。
ポイント柄の名古屋帯で結ぶ一重太鼓のレッスンです。
ポイント柄は前の胴の部分と後ろのお太鼓部分に柄が入っている帯です。
前の柄合わせ
前回までレッスンしていた全通・六通柄の名古屋帯にひと手間加えて柄合わせを行います。
柄の位置いいですね。
ど真ん中に来なくても真ん中あたりにくればOKです。
帯揚げもゆるみなくビシッと綺麗に結べています。
お太鼓部分の柄合わせ
今回はご実家にあった帯でレッスンされました。
マリメッコみたいな可愛い柄ですね!
この絞りの着物とよく合っています。
柄もいい位置にきています。
真ん中よりも少し上目に来るのがいいですね。
たれ先の長さもいい感じです。
ポイント柄の一重太鼓後ろ姿
後ろ姿です。
柄が帯のやや上目に来ているので
後ろから見た方の目線が上に行って足がすらっと長く見えると思います。
今回も衣紋の抜き具合、裾つぼまり形も綺麗です。