お生徒様の着姿
Yさん着せ付けコース第11・12回目
男着付けと七五三
大阪京橋のマンツーマン個人着付け教室きものたまよりの堤千草です。
不器用さんと練習嫌いさんのための基本コース、礼装4回コースを修了され全12回の着せ付けコースに進まれたYさんのレッスンレポです。
今回は第11・12回目のご紹介です。
着せ付けコース第11回目・男着付け
全12回の着せ付けコースもいよいよ終盤!第11回目です。
第11回目は男着付けのレッスンです。
(レッスン順序は習いたいものを先にとカスタマイズもできます)
まずは男の人に着付ける浴衣の着せ付けです。
男の方の浴衣は簡単!
男性の浴衣の着せ付けは女性の浴衣の着付けと比べるとかなり簡単です。
ただ帯だけはコツがいるので動画で見て着付けてみると意外とゆるみが出てしまうかもしれません。
貝ノ口をキリッと
男性にも女性同様角帯で結ぶ帯結びは色々ございます。
一番代表的で難しめな貝ノ口をお伝えいたしました。
これで角帯の扱いが分かれば、ほかの帯結びは動画で習得しても結べると思います。
Yさんとてもお上手に結べていらっしゃいます。
男袴の着付け
そして第11回目の後半は男袴の着付けです。
この時の角帯の結び方は一文字という結び方で結んでいます。(袴の中にあるので見えませんが)
前回が女袴だったので少し手順は似ているかな?というかんじですが後ろ紐の結び方が女袴とは明らかに違いましたね。
男着付けは衣紋は抜かずに
女性の衣紋は抜きますが、男性の場合は抜かずに着付けます。
男袴、成人式やご結婚式、お茶会などでぜひ男性の方には着ていただきたいですね。
余談ですが、着物は男性の場合、恰幅の良い方の方が似合いますね。
着せ付けコース第12回目
着せ付けコースの最終回は七五三の着付けです。
七五三は5歳男児と7歳女児の着付けをお伝えします。
まずは5歳男児。
ちっちゃくて可愛いですよね~(マネキン相手ですが 笑)
子どもですがキリっとした着付けで恰好いいです。
5歳男児には色んなアイテムが
大人の男性着付けのミニバンという印象ですがアイテムが結構豊富です。
懐剣に、この写真では見えないですが御守りも袴紐に通していますよ。
後ろ姿が派手!笑
男の子の羽織は後ろ姿が派手ですね。
鷲や鷹、虎などの強そうな動物。
富士山や松などのお目出たい柄が多いですね。
子どもの着付けは男女とも衣紋は抜きません。
7歳女児の着付けは娘さんのお着物で
Yさんには成人された息子さんと娘さんがいらっしゃいます。
今回の7歳女児のお着物はせっかくだからと娘さんのお着物と帯、小物類をお持ちくださいました。(もちろん貸し出しもOKですよ)
なかなか見ない素敵な柄行きのお着物です。
七五三の日は周りの見知らぬ方からたくさん「素敵!」と声を掛けられたそうですよ。
刺繍半衿と重ね衿
女児の重ね衿は着物に縫い付けられていることが多いですね。
重ね衿も可愛く刺繍たっぷりなもので。
子どもさんなので衿元は鈍角にすると年齢相応の可愛らしさが出ますね。
平帯で変わり結びを
帯は平帯で手結びする場合ともうすでに出来上がっている作り帯をつける場合もあります。
Yさんは平帯をお持ちくださいました。
蝶々のような羽を作った変わり結びをお伝えしました。
女児にもアイテムがプラス
女児にもアイテムがプラスされています。
帯の下の方にあるしごきです(赤いのがしごきです)
これは花嫁さんや七五三の時に帯の飾りとして付けますね。
あとはお写真はないですが、胸元には筥迫というものも入れます。
さてこれで全12回の着付けコースが修了いたしました。
Yさんには修了後、わたしの着付けのアシスタントに入っていただきとても助かりました。
またお声がけさせてくださいね。
修了おめでとうございます!