お生徒様の着姿
Yさん着せ付けコース第8回目~10回目
振袖と袴と浴衣を人に着せるレッスン
大阪京橋のマンツーマン個人着付け教室きものたまよりの堤千草です。
不器用さんと練習嫌いさんのための基本コースと礼装4回コースを修了されたYさん。
今度は人に着せ付けができたらということで、着せ付けコースに進まれました。
今回は着せ付けコース第8回目~10回目のまでのレッスンレポです。
着せ付けコース第8回目・振袖
着せ付けコース第8回目です。
第7回目と第8回目は振袖の回となります。
(第7回目は講師写真撮り忘れのためご紹介はなしです)
なので今回は振袖の着せ方は復習になります。
伊達衿の入れ方復習と帯揚げはいりく
振袖もだいたい皆さん伊達衿を入れられますね。
今回も伊達衿は細目に均一に。
半衿は刺繍半襟なのでふっくら少し太めに出るように。
帯揚げはいりくをしました。
正面から見て入の字になっていればOK!
これ結構バランスが難しいんです。
袋帯は鳳凰
前回は宝袋という帯結びをいたしました。
今回はその復習か新しい帯結びをレッスンするか相談し
「新しい帯結びをやってみたいです!」
ということで鳳凰という帯結びをお伝えいたしました。
なかなか豪華な結び方ですよね。
この結び方わたしも結構好きです。
後ろ姿も綺麗!
後ろ姿です。
礼装着物+ボディは165㎝の設定なので、衣紋は抜き気味に。
振袖も留袖同様重い着物ですが、裾合わせもたれることなくバッチリ決まっています。
Yさんはとにかく腰紐を強く結ぶというのがとてもお上手なんです。
着せ付けコース第9回目・女袴
着せ付けコース第9回目は女袴のレッスンです。
「袴って振袖を合わせるものだと思っていました~」
と驚かれていましたね。
娘さんが大学の卒業式に振袖に袴を合わせられたそうです。
袴はお召、小紋、色無地、江戸小紋、訪問着、振袖
上記のお着物に合わせることができますよ。
今回は小紋×袴です。
袴の衿元&帯周り
袴は最近ではお祝い事(主に卒業式)に着ることが多いので、伊達衿も入れて。
礼装時と考えて白半衿なので細目に。
もちろん刺繍半襟を入れてもいいですよ!
学生さんの場合はお若いので襟元は鈍角に
先生になるとやや鋭角でもいいですね。
帯は半幅帯を結びます。
袴の前紐から2㎝ほど出します。
袴の衣紋は控えめに
袴の衣紋は
「他の着物と比べると控えめにこぶし半個分程」
とたまよりではお伝えしています。
ただ最近の流行りなのか
卒業式シーズンに歩いておられる袴姿の方はここ数年衣紋が少し抜き気味の印象です。
抜き気味にするとしてもこぶし1個分くらいまでかなと個人的には思います。
袴丈で履物が変わります
袴をはかれるご予定の方は袴丈にも要注意ですね。
袴が短めで足袋のかかと部分がたくさん見えていたり、足袋の履き口よりも高くなってしまっている場合はブーツを合わせるといいですね。
逆にかかとがそんなに見えない場合は草履を合わせます。
着せ付けコース第10回目・浴衣
着せ付けコース第10回目は浴衣のレッスンです。
浴衣はまた着物とは違いますが、裾合わせの手順は似ています。
浴衣はだいたいが綿や綿麻が多いですが、この素材なかなか滑ってくれないのでそこがちょっとやりにくいかもしれませんね。
今回も綺麗にお着付けできていらっしゃいます。
帯結びは3種類
帯結びは3種類お伝え出来ました!
左からかるた結び・キャンディ結び、リボン返し
かるたはぺったんこの帯結び
キャンディはコロンとした袋からリボンがでています。
リボン返しは上からかぶせた手先とたれが歩くと揺れる帯結びです。
前の帯のアレンジも
左はリバーシブルの帯の裏を折り返して見せています。
右は帯留めを付け方をレッスンいたしました。
裏を折り返すとまた印象が変わりますね。
帯周りのアップ
左上から時計回りに
かるた結び・リボン返し・キャンディ結び・帯留め
今回はすべてポリエステルの素材の帯で結んでいただきました。
帯は様々な素材があって
正絹・綿・麻・ポリエステル
だいたい上記のものがあります。
それぞれに結びやすさなどありますがどれも手順や気を付けるポイントは同じです。