お生徒様の着姿
Hさん不器用さんと練習嫌いさんのための基本コース第7回目~10回目
衿合わせと衣紋の形で着姿の印象が変わります
大阪京橋のマンツーマン個人着付け教室きものたまよりの堤千草です。
不器用さんと練習嫌いさんのための基本コースに通われていたHさんの第7回目~10回目のレッスンレポです。
不器用さんと練習嫌いさんのための基本コース第7回目の着姿
不器用さんと練習嫌いさんのための基本コースも半分折り返しで第7回目です。
もうすでに安定感のある着姿ですね。
このお着物はお召という種類のお着物です。
布地が身体にピタっと沿っていてとても綺麗ですね。
第7回目は全通・六通柄の一重太鼓の復習回
前回の6回目のレッスンで全通・六通柄の名古屋帯で作る一重太鼓が完成しました。
今回はその復習の回になります。
正方形でとても綺麗な形ですね。
たれ先の長さも人差し指一本分で適量でいいですね。
文句なしの美しさ
後ろ姿です。
とっても綺麗ですね!
衣紋の抜き加減も裾の長さもいいかんじです。
お召のおきものなのですが
紬同様かためのお着物はしわに注意なのですが
背中もしわなく綺麗です。
不器用さんと練習嫌いさんのための基本コース第8回目の着姿
不器用さんと練習嫌いさんのための基本コース第8回目です。
前回はやや衿合わせが鋭角気味でしたが今回は鈍角に決まっています。
鋭角になると粋な雰囲気に
鈍角だと若々しい雰囲気になります。
着付けで印象が変わるので着付けも着物姿のデザインの一部になりますね。
はんなりした印象の衿合わせ
鈍角に決めて衿合わせで
白半衿も太めに出すとはんなりした印象になりますね。
いつもは衿は「鋭角×細目」でしたがこんな感じの衿に決まりましたね。
左右対称に出ていてとても綺麗です。
ポイント柄の前の柄合わせ
第8回目はポイント柄の帯で結ぶ一重太鼓の回です。
ポイント柄は前の柄合わせがあります。
いい位置に柄が来ていますよ!
Hさんお上手でした。
帯揚げも帯締めもゆるみなくビシッと結べていらっしゃいます。
足長効果のある柄合わせ
塩瀬の帯ですね。
塩瀬の帯はポイント柄が多いイメージです。
さてこの帯は柄は厳密にいうと帯山から出ています。
葉っぱの部分ですね。
ですがメインの蘭の花の部分は帯山に載ると柄が上に行き過ぎてもったいないので、蘭の花は正方形の中に入るように帯枕を当てていただきました。
正方形の中でも若干上目にメインのお花の部分が来ています。これが全体からみて足長効果を生みま出します。
全体からみた後ろ姿
メインの柄が上目にくると後ろから見た方の目線は上に行きます。
そうすると足が長く見える・・・という感じ。
今回も衣紋の抜き加減グーです。
裾つぼまりのほっそりしたラインもとても綺麗。
不器用さんと練習嫌いさんのための基本コース第9回目の着姿
不器用さんと練習嫌いさんのための基本コース第9回目の着姿です。
今回もとても綺麗な着姿ですね。
まだ手の動かし方は「合ってるかなー?」
と恐々といった感じでしたが
しっかり覚えていらっしゃるので自信をもって!とお伝えいたしました。
第9回目はポイント柄の復習回
第9回目はポイント柄の復習回です。
柄合わせ今回もいい感じですね。
正方形の形が綺麗です。
たれ先の長さも適量で素晴らしいですね。
今回の後ろ姿も◎
後ろ姿です。
今回も言うことなしの美しさですよ。
いつもよりも控えめの衣紋ですが、Hさんは髪の毛をアップにされてうなじも見えるのでこれくらいでもいい感じです。
今回も裾合わせ綺麗に決まっています。
不器用さんと練習嫌いさんのための基本コース第10回目の着姿
不器用さんと練習嫌いさんのための基本コース第10回目の着姿です。
今回から帯結びが変わります。
六通・全通柄の名古屋帯で結ぶ角出しです。
細かいところを見ていきましょう。
細めの粋な衿合わせ
今回は半衿が細目の衿合わせです。
衿合わせの角度もほんの少しだけ90度よりも鋭角に。
粋な印象の衿合わせになりましたね。
あと季節的にも細目の衿合わせは涼し気に見えます。
角出し結び
初めて結ぶ角出し結びです。
帯もこの帯は初めてでしたね。
適度に両サイドから角(手先)が出ていていい感じです。
衣紋の形に注目
今回の衣紋の抜き加減もいいですね。
やや真ん中がとがった衣紋の形になっています。
衣紋の形、このように真ん中をとがった感じにしたり、反対に丸く作ることもできます。
この衣紋の形でも印象が変わります。
とがらせると粋な印象に
丸く作るとはんなりした印象に
この日は紬をお召しですし、粋な印象の衣紋の形とっても格好良いですし、お似合いだと思います。
ふっくら帯揚げ
今回はふっくらと結ぶ本結ぶを最初に結んでいただきました。
ふっくらさせると胸に帯が載ってしまう方はしっかりと帯揚げを見せることができます。
しわなく綺麗に結ばれましたね。
万年青結び
時間に余裕がある回だったので本結び以外の結び方も。
俵を作らない万年青結びという名前の結び方です。
本結びと比べるとこちらの方がすっきりした印象になりますので今回の着姿にマッチしますね。