お生徒様の着姿
不器用さんと練習嫌いさんのための基本コース第9回目~11回目
叔母様からいただいたお着物がきっかけで着物の着付けコースへ
大阪京橋のマンツーマン着付け教室きものたまよりの堤千草です。
1年前は浴衣・半幅帯コースに通われていたTさん。
そして次の年に叔母様からお着物を沢山いただいたのをきっかけに着物の着付けコース・不器用さんと練習嫌いさんのための基本コースにお越しくださいました。
今回はコースの後半第9回目~11回目のレッスンレポです
不器用さんと練習嫌いさんのための基本コース第9回目の着姿
不器用さんと練習嫌いさんのための基本コース第9回目のレッスンはポイント柄の名古屋帯で結ぶ一重太鼓の復習です。
前回の8回目ではじめてポイント柄の名古屋帯で一重太鼓を完成させました。
ポイント柄は前の柄合わせと後ろの柄合わせが必要になります。
Tさんお上手に前の柄合わせできていらっしゃいますね。
左右対称の衿合わせもとてもお上手です。
お太鼓の柄合わせです
後ろのお太鼓の柄合わせはこんな感じです。
この帯は柄の範囲が広めなので
柄がお太鼓の山から出るようにしています。
柄の出し具合は帯枕の位置で決まるのですが
いい位置に帯枕がつけられていますね。
後ろから見たバランスもいい感じ
後ろ姿全体です。
引きで見るとより正方形の綺麗な形が際立ちますね。
シンプルな着物には
こんな感じの華やかな柄の帯がよく映えます。
コーデのご参考になさってみてください。
帯を替えてもう一度
上の画像で結んでいる帯は教室の物でしたがまだ時間もたっぷりあったので次はお家からお持ちくださった帯で結んでいただきました。
今回も前の柄合わせが上手にできていらっしゃいます。
柄はど真ん中から左右に1-2㎝ずれた感じがいいですね。
短い帯で変わり結びをレッスン
実はこの帯はとても短い帯で一重太鼓が結べないものでした。
なので手先をお太鼓部分の山からペロンとだした変わり結びをお伝えいたしました。
次の回に習う角出しに手順と形が似ている帯結びです。
こんな感じで短く一重太鼓が難しい帯でも帯結びを替えて結ぶことは可能です。
引きで見るとこんな感じです
後ろ姿です。
後ろの柄もしっかり出ていますし、いい感じですね!
真四角の一重太鼓と比べると角出し同様砕けたイメージになります。
なので着物上級者に見える帯結びです。
叔母様のお着物を着ていただいた帯で無事に結ぶことが出来ましたね^^
不器用さんと練習嫌いさんのための基本コース第10回目の着姿
不器用さんと練習嫌いさんのための基本コース第10回目の着姿です。
今回は六通柄・全通柄の名古屋帯に戻りました。
今回もとても綺麗な着姿です。
特に左右対称の衿合わせお上手ですね!
帯結びは角出し
第10回目の帯結びは角出しです。
前回2回目に結んだ山からペロンと出ている手先がお太鼓部分の両サイドから均一に出ている帯結びです。
手先が角で角出しです。
形のバランスが最高です
アップにするとこんな感じの帯結びです。
斜めから撮っているので左しか手先が出ていないように見えますが、右からも同じくらいの分量の手先が出ています。
大きさや形のバランスもとても綺麗ですよ^^
角出しはバランスが命です。
不器用さんと練習嫌いさんのための基本コース第11回目の着姿
不器用さんと練習嫌いさんのための基本コース第11回目の着姿です。
11回目のレッスンは前回の角出しの復習の回になります。
不器用さんと練習嫌いさんのための基本コースは新しい帯結びごとに必ず復習の回を設けます。
復習の回で少しずつわたしの声掛けなしで結んでいただけるようにします。
ふっくら帯揚げの結び方
今回は帯揚げをふっくらする結び方を新しくお伝えいたしました。
帯揚げはふっくらさせることで隠れてしまいがちな帯揚げをしっかりと見せることができます。
こちらの結び方はいつも結んでも隠れてしまう方や帯揚げがゆるゆるになるとお悩みの方にも効果的な結び方ですよ^^
キリっとした角出し
今回もバランスのいい大きさと形の帯結びですね。
一重太鼓は正方形。
角出しは横長の形。
こんな感じの違いですね。
角出しは下膨れの膨らみも重要です。
後ろ姿全体でみてもバランスの取れた大きさです
角出し結びは帯枕がないので帯山は一重太鼓に比べると低めになります。
先ほど角出しは横長がバランスが良いと書きましたが
初心者さんで慣れていない方は縦長になりがちだなと思います。
なので横長、横長と意識して作ってみてくださいね。
レッスンでは失敗しない角出しの作り方をお伝えしています。