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洗い張りと仕立て直し~祖母の着物編
こんにちは。
大阪京橋のマンツーマン個人着付け教室
きものたまよりの堤千草です。
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前から洗い張りと仕立て直しに出したかった
祖母の袷の着物とリサイクルの単衣の着物を
3月末に谷町六丁目の静京さんにお願いしました。
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三代目のユカさん。
いつもとても親身にお着物のこと相談に載ってくださいます。
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今回お願いした祖母の着物の洗い張りと仕立て直し
についてお話いたします。
袷の大島紬です。
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祖母は着物好きだったのでよくこの着物を着ていて
表も裏もシミだらけ。
紙の矢印は濃いシミの部分です。
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拡大するとこんな感じ。
全体的にもくすんでいます。
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今回は裏地の八掛と胴裏、衿裏は
事前にネット購入し持ち込ませていただきました。
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こういう紬などの硬物はネットで安く購入した裏地を
付けても大抵大丈夫だけど、柔らか物の着物には
しっかりとしたいい裏地をつけられた方がいいと
教えて頂きました。
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柔らか物にお安い裏地をつけると
裾が袋になりやすいんだそうです。
勉強になるな~!
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そしてマイサイズに仕立て直しもしていただくのでサイズのご相談も。
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10年くらい前に測ってもらったサイズの着物が
少し身幅が大きくなってきたので
前幅を-1cmにしていただきました。
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その他にも掛衿丈を標準丈に短くしていただいたり
繰越も9から7に標準に。
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洗い張りは糸を解いて生地の状態に戻してから
洗っていただきます。
シミも綺麗にとれました!
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3月末にお願いして7月に綺麗に仕上がってきました!
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二枚ともマイサイズに。
帰って早速着てみると身幅ぴったりで
下半身の背中心が真ん中に!
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ピッタリサイズの着物は本当に着やすくて
仕立て直しして正解だなと思いました。
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綺麗になって祖母もきっと喜んでいるかな?
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黒のリサイクル着物の洗い張りと仕立て直しも
またブログに綴りたいと思います。
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こちらはサイズがギリギリでなかなか難しい着物だったのです。
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大阪京橋マンツーマン個人着付け教室
きものたまより
堤千草
堤 千草
20代前半の頃に実家の箪笥に眠っている祖母や母の着物を着てみたいと思ったのがきっかけで着付けを習い始めました。
毎日着物で生活してみたい、わかりやすい着付けを伝えていきたいと思い、着付け講師の道へ。
マンツーマンならではの、その方に合わせたペースのレッスンで、短期間で綺麗に着物を着ることができるようになるとお生徒さんから好評をいただいております。