お生徒様の着姿
基本コース・礼装コースHさん
普段着のレッスンから礼装のレッスンへ
きものたまよりの基本コースを修了されたHさん。その後礼装コースに進まれました。今回は基本コースの最終回と礼装コース第2回目の着姿をご紹介します。帯を変えれば普段着でも礼装としても着れる素敵な江戸小紋の着姿ご覧ください。
Hさん基本コース最終回
Hさんついに基本コースの最終回です。
最終回は極力講師からの声掛けは控えめにしてご自分一人でお着物をお召しいただきます。
もちろん抜けているところやポイントになるところなどはお声掛けしますのでご安心を。
Hさんとても綺麗な衿合わせに仕上がっていますね!
衣紋の抜き加減が
まずは角出しを結んでいただきました。
後ろの衣紋の抜き加減とてもいいですね。
詰まりすぎず抜きすぎずのちょうど良い上品な衣紋の抜き加減です。
角出し
前回習ったばかりの角出しをまずは結んでいただきました。
角出しは斜め45度の方向に下膨れで膨らんだ帯結びです。
斜めから見ると良く分かりますね。
一重太鼓へ
六通柄・全通柄の帯で結ぶ角出しと一重太鼓は帯を巻いてねじることころまでは一緒なので、そこまで帯をほどいて、途中から一重太鼓を作っていただきました。
いい感じで作れていますね。
たれ先の長さが絶妙です!
帯山の高さがグー
一重太鼓は角出しと違って帯枕で帯山を作るので、角出しよりも帯山が高くなります。
帯枕の付け方を誤ると、帯山が低くついてしまう傾向があるのですが、Hさんしっかり帯山高めでつけられていらっしゃいます。
ポイント柄の帯に変えて
帯には柄行きが
六通・・・帯の六割に柄が入っているもの
全通・・・帯全体に柄が入っているもの
ポイント柄・・・帯の腹とお太鼓部分のみに柄が入っているもの
上記の3つがありまして、六通と全通は同じ巻き方、お太鼓の作り方になりますが、ポイント柄は前と後ろの柄合わせが必要になるので、ひと手間必要になります。
Hさん前の柄いいところにきていますね!
帯を結びなおしても衿合わせなど着物が全く着崩れておられないのも素晴らしいです。
ポイント柄のお太鼓
ポイント柄。
良いところに柄が来ています。
柄やお太鼓の中でも少し上目がいいですね。
その方が後姿を見た方の目線が上にいって、足長効果が生まれます。
全体で見てみるとよくわかる足長効果
いかかがでしょうか。
今回も帯山高めでいいですね。
柄の部分に目が行くので足が長く見えます。
礼装コース第2回目
礼装コース第1回目で伊達衿のいれた礼装着物の着方をお伝えして、今回2回目で伊達衿の入った着物までの復習と袋帯の二重太鼓のレッスンをして礼装の着姿が完成いたしました!
伊達衿細目に均一に入っていてとてもお上手でした。
綺麗な二重太鼓
綺麗な二重太鼓ですね~!
一重太鼓と形は似ていますが、お太鼓部分の布が2枚になっているので二重太鼓と呼びます。
Hさんお太鼓の大きさ、形、たれ先の長さ、すべてパーフェクトですよ!
わたしは二重太鼓の方が綺麗にお太鼓が決まりやすいので、二重太鼓がとても好きなので最近洒落袋帯ばかり集めてしまいます(^-^)
礼装着物の後ろ姿
礼装着物と普段着着物の違いは後ろ姿を見ると良く分かります。
礼装の方が少し衣紋は多めに抜く、裾合わせも床すれすれ~床から1㎝くらいと長めにして全体的にエレガントに。
Hさん裾合わせ長めにエレガントに決まっています!