お生徒様の着姿

Sさん着せ付けコース第4回目~6回目

着せ付けコースはだんだん難易度が高い着物へ

着せ付けコースはだんだん難易度が高い着物へ

不器用さんと練習嫌いさんのための基本コースを修了されて着せ付けコースに進まれたSさん。

今回は着せ付けコースの第4回目~6回目のレッスンでのお着付けをご紹介します。

普段着着物から礼装着物の一番格が高い留袖の回です。
着物は格が上がるごとに難易度も上がっていきます。

コースはだんだんとステップを踏んで上げていくので、皆さん無理なく上手にお着付けできるようになっています。

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Sさん着せ付けコース第4回目

第4回目は普段着着物の着付けとポイント柄の名古屋帯で結ぶ一重太鼓の回です。

普段着着物は木綿やウール、正絹だと紬、お召し、小紋などのお着物です。

紋の入っていない江戸小紋や色無地でもいいですね。

上記で書いた普段着の着物には名古屋帯帯をよく結びます。

今回は柄合わせの必要なポイント柄の名古屋帯で一重太鼓のレッスンをしました。

前の柄合わせ上手に決まっています。

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後ろのお太鼓の柄合わせ

後ろのお太鼓の柄合わせもばっちり決まっていますね。

後ろの柄合わせは帯枕を帯の柄からどれくらいの位置につけるかで良い位置にくるか決まります。

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すっきりとした後ろ姿

後ろ姿全体像です。
スッキリとした綺麗な後ろ姿ですね。

衣紋の抜きも普段着着物にふさわしく程よいです。

裾合わせは床スレスレで普段着着物ながらここはエレガントな印象になっています。

裾つぼまりも綺麗に決まって粋な着姿です。

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Sさん着せ付けコース第5回目

着せ付けコース第5回目は礼装着物の着付けと袋帯の二重太鼓の結び方です。

このお写真ではわかりにくいですが、礼装着物によくつける伊達衿も入れています。

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伊達衿は細く均一に

伊達衿はこんな感じで着物の衿と長襦袢の衿の間に入れるものです。

飾り衿とも呼びます。
この衿が入るだけでパッと華やかになるんですね。

昔は衿だけでなく着物を一枚間に重ねて着ていた名残です。

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礼装着物の後ろ姿

後ろ姿の全体像です。

今回もすっきりとした後ろ姿。
衣紋は普段着着物よりもやや抜き気味でもOKなのが礼装着物の特徴です。

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二重太鼓

袋帯の二重太鼓です。

見た目は名古屋帯で結ぶ一重太鼓と似ていますが、帯の長さが全く違うため、結び方が全然違います。

中の構造が全然違うともいいますね。

後ろのお太鼓の部分の布が二重になっているので二重太鼓と呼びます。

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Sさん着せ付けコース第6回目

着せ付けコース第6回目は留袖の着せ付けです。
帯は前回と同様の袋帯の二重太鼓です。

留袖の特徴は比翼仕立てになっている点です。

着物の内側に白い生地が全体についています。

これは伊達衿の時に解説したのと似ているのですが、本来はもう一枚着物を長襦袢と留袖の着物の間に着ていた名残で、着物にその生地がついている感じになっています。

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とにかく重たい着物

なので他の着物と比べると別格で重たい着物になります。

なので裾合わせが結構大変なんですよ。

みなさん「重たいですね~!」と驚かれます。

でもSさん上手に裾合わせ出来ていらっしゃいます。
腰紐をきっちり結ばれて裾が全く落ちずです◎

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絞りの帯揚げで本結びでもスッキリと

絞りの帯揚げで本結びをしました。

絞りの帯揚げって結構ボリューミーです。

縮緬や綸子と同じように本結びで結ぶとかなりもこもこになって納まりが悪くなります。

絞りの帯揚げでももこもこにならずにきっちりすっきりと納まる本結びの結び方をお伝えしています。

仕上がりグーですね!

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二重太鼓の復習

帯は二重太鼓の復習です。

前回と比べると形が今回の方が綺麗に結べていて進化しています。

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ここにも注目!

進化したのは形だけではなく、お太鼓部分とたれ先の柄に注目です。

ここが繋がっているようになっています。

前回も辛うじて繋がっている風でしたが、今回の方がより綺麗につながっています。

こういうところも気にされるとお客様に喜んでいただけますね。

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