お生徒様の着姿
Ⅰさん着せ付けコース第10~12回目
振袖と袴の着せ付けレッスン
写真スタジオを経営されているⅠさんの着せ付けコースのレッスンレポです。
全12回の着せ付けコースの第10回目~12回目の最終レッスンです。
着せ付けコース第10回目
着せ付けコース第10回目は振袖のレッスンをいたしました(レッスン順序をカスタマイズしています)
お袖が長い分重い着物ですが、基本的な着せ方は礼装の着物と同じです。
違うのは帯結び、そしておはしょりの作り方になります。
帯揚げは一文字、帯締めは藤結びをお伝えしました。
Ⅰさん全体的にとても綺麗に着付けられています。
うしろのおはしょり
振袖の時に結ぶ袋帯の変わり結びはこういう風に後ろのおはしょりも見える帯結びが多いです。
なので二重太鼓の時のようなうしろのおはしょりが隠れる物とは違って後ろのおはしょりも綺麗に整える必要があります。
宝袋
きものたまよりの定番の帯結び、宝袋です。
この帯結びが一番安定感があって、羽根の方向や羽根のひだの取り方を変えるだけで色んな形に見せることができる帯結びです。
振袖の帯結びにはまれば着せ付けはとても楽しいと思います。
着せ付けコース第11回目
第11回目は引き続き振袖です。
今回帯締めは先が何本にも分かれたものでアレンジしてもらいました。
帯揚げは入り組と呼ばれる結び方をお伝えしました。
鳳凰
鳳凰という立体感のある帯結びをお伝えしました。
豪華に見えて結構手順がシンプルなので覚えやすい帯結びです。
後ろ姿
後ろ姿はこんな感じです。
重心が上にあるので、背の低めの方でも高い方でもどちらにも好まれる帯結びですね。
後ろのおはしょりも綺麗にまっすぐで空気感なく身体に沿っていていいですね。
衣紋の抜き加減、裾の高さもいい感じです。
着せ付けコース第12回目
着せ付けコース第12回目最終回です。
最終回は残っている袴のレッスンでした。
振袖と袴の撮影は季節柄とても多いとのことで最後にできればということで、レッスン順序はカスタマイズさせていただきました。
伊達衿のと半襟の幅が綺麗
衿元のアップです。
半衿は白なので細目に。
伊達衿も細目に。
仕上がりは5mmくらいになると綺麗ですね。
帯は袴の前紐から2㎝見えるくらいで。
袴の後ろ姿
袴の衿合わせは近年、抜き気味になっているようですね。
なので流行りの抜き具合などもお話させていただきながら、着付けていただきました。
さて、これで全12回が修了しました!
講師と世間話をしながらでも毎回綺麗にお着付けされていただので本番でもきっと綺麗にお着付けされると思います。
お仕事に役立てていただければ幸いです。
Ⅰさんご受講ありがとうございました。