お生徒様の着姿
Mさん不器用さんと練習嫌いさんのための基本コース第11~12回目
最後のレッスンで半年感あいても安定の着姿
不器用さんと練習嫌いさんのための基本コースに通われていたMさんのレッスンレポです。
今回は第11回目~12回目。
こちらのコースは全12回なのでついに最終回です!
11回目と12回目の間がとてもお忙しく実は期間が半年あいたのですが、それまでコツコツレッスンに通われていたおかげで最終レッスンも安定の着姿でした。
不器用さんと練習嫌いさんのための基本コース第11回目
不器用さんと練習嫌いさんのための基本コース第11回目は角出しの復習回です。
コース終盤ということでもうとても綺麗な着姿のMさんです。
渋めの大島風のお着物がとてもお似合いです。
角出しの復習
可愛い名古屋帯で角出し結びの復習です。
帯の両端の手先とたれ先が赤くて、柄とのコントラストが効いていますね。
角出しは横長で下膨れでコロンした可愛い形の帯結びです。
角出しの後ろ姿
角出しの後ろ姿です。
真後ろから見ると、角出しの角の部分(手先)がお太鼓部分の両サイドから出ているのが分かりますね。
うん、この帯可愛い(*´ω`)
私も見つけたら買っちゃう帯ですね~(といつもお生徒さんの帯や着物を見て思う)
不器用さんと練習嫌いさんのための基本コース第12回目(最終回)
不器用さんと練習嫌いさんのための基本コース第12回目。
ついに最終回です。
実は前回からMさんお忙しくて半年間空いてしまっていましたが、今回も安定感のある着姿に。
ほんの少しだけ忘れてしまっていた箇所があったのでお声がけして思い出していただきました。
帯揚げ&帯締め
帯締めもきつくビシッと結ばれています。
もちろん裏表もバッチリ。
帯揚げも緩みなく綺麗に結ばれていますね。
真ん中の俵の表面がまっすぐでとても綺麗です。
まずは角出し
帯結びはまずは角出しを結んでいただきました。
今回も形も大きさのバランスもいい感じですね。
角出しは柔らかすぎる帯で結ぶとこの膨らみが出ずにペシャンコになりやすいのです。
この帯も少し柔らかめで、最初大丈夫かな?
と思っていたのですが、杞憂でしたね。
綺麗な膨らみが出ています。
たれ先の長さがグー
お太鼓部分から出ている手先の長さいいですね。
だいたい両サイドから人差し指一本弱ほど出ているとちょうど良い感じに見えます。
たれ先も長さがしっかりと出ています。
お太鼓の下部分から人差し指一本分(と少しでもOK)出ているとバランスがいいですね。
角出しからの一重太鼓
角出しと一重太鼓は胴に巻くところまでは一緒なので、途中まで戻って次は一重太鼓を結んでいただきました。
角出しも半年前に結んで以来でしたが、一重太鼓を習ったのはもっと前です。
さて、覚えていらっしゃるかな?
という感じでしたが、大丈夫でしたね!
柄の可愛い帯こそ一重太鼓
この帯は六通柄と言って同じ柄が六割に入っている帯なので、基本柄合わせはないのですが、意図的ではないのに来てほしい柄がとてもいい位置に配置されています。
上から一枚の絵のようになっていて素敵な帯ですね。
ポイント柄はもちろん、こういう六通柄でも柄が素敵な帯は一重太鼓がピッタリだと思います。
手先の長さ、お太鼓の形、大きさとても綺麗に結べました。
ポイント柄の名古屋帯で一重太鼓
先ほどの帯はほどいて、最後はポイント柄の名古屋帯で結ぶ一重太鼓です。
まずは前の柄合わせに注目。
いい位置に柄がきていますね。
いい位置ってどの辺?という感じですよね。
だいたい真ん中から左右に2㎝ずれてOKです。
もちろんど真ん中でもOK.
ど真ん中を嫌う方もいらっしゃいますが、それは人それぞれの好みなので、ど真ん中でももちろん間違いではないのでうちの教室ではOKとお伝えしています。
後ろの柄合わせ
ポイント柄は後ろの柄合わせもあります。
これは帯枕の位置で柄の位置が決まってきます。
メインとなる柄はお太鼓部分の真ん中から上にあると、後ろの人の目線が上に行くので足が長く見える効果があります。
今回の帯は前回の柔らかめの帯と違って硬めの帯でした。
硬めの帯の方が後ろのお太鼓を形作りやすいです。
逆に胴に巻く時締めるのが大変ですが。
今回もたれ先の長さ、お太鼓の大きさ、形、柄の配置全てパーフェクトです。
着付けは着物のデザインの一部
Mさんは細身の体型なので実身長よりも高めに見える方だなと思います。
衣紋の抜き具合も高めに見える身長にマッチしていていいですね。
裾合わせも裾つぼまりで、ほっそりした体型をより粋に見せてくれます。
着付けは着物のデザインの一部だと私は常々思っています。
その方の体型にあった着付け、美しい着付けは着物や帯を何倍も素敵に魅せてくれるなと思います。
Mさん新生活には慣れて、お休みの日はお着物生活楽しんでいらっしゃるでしょうか。
これからもお着物楽しんでくださいね。
この度はご受講ありがとうございました。