お生徒様の着姿
Iさん着せ付けコース第6・7回目
留袖と浴衣の着せ付け
写真スタジオを経営されているIさん。
お着物での撮影も多いことからご自分も着付けを習得できればということできものたまよりの着せ付けコースに通ってくださっています。
今回は着せ付けコース第6回目と7回目のレッスンレポです。
着せ付けコース第6回目
着せ付けコース第6回目は留袖の着せ付けをレッスンしました。
前回伊達衿の入っている礼装着物と袋帯の二重太鼓をしましたが、それの応用編となります。
留袖は既婚女性の第一礼装で、比翼仕立てという仕立て方になっていて、内側にもう一枚布がついています。
なのでとっても重いお着物なんですよね。
黒だし、なんとなくラスボス感漂うお着物です。
比翼の衿が難しい!
全体が比翼仕立てになっているということは・・・もちろん衿もなんですよね。
この衿が伊達衿のボスという感じで(まだいうか)なかなか細く均一に出すのが難しいのです。
でもIさん難なく綺麗に衿合わせすることができました!
留袖の半衿も細目が綺麗ですね。
二重太鼓の復習
二重太鼓は前回の礼装着物の時と一緒なので復習になります。
外見は似ていても名古屋帯とはお太鼓を作る手順がかなり変わります。
ごっちゃにならないようにしないとですね。
留袖の後ろ姿
留袖は礼装着物なので裾も長めに床スレスレに。
重いお着物なので腰紐の強さもかなりきつく締めないといけません。
衣紋は抜き気味に。
もちろん帯山の高さは家紋が隠れない位置に。
着せ付けコース第7回目
第7回目は振袖なのですが、時期的にもう夏前だったので先に浴衣の着せ付けのレッスンをしました。
レッスン順序はこうやってカスタマイズもできます◎
今まで正絹のお着物だったので浴衣は生地がまとわりつくので裾の合わせがやややりづらく感じると思います。
3種類の帯をマスターされました
左からリボン返し、キャンデ結び、文庫結びです。
衣紋は着物の時よりもやや控えめに。
裾合わせもはだしの場合は短めに着付けます。
うちの教室ではくるぶしがちょうど隠れるくらいがいいとお伝えしています。
3つの帯は素材も様々
実は帯の素材も様々です。
左から、木綿、ポリエステル、正絹。
ダントツで結びやすいのは正絹ですね。
緩みにくく硬さもちょうど良いという感じです。
現代物のポリエステルは特に長さも注意が必要です。
かなり長いので細身の方だと長すぎて逆に結びにくいと思います。
帯留めの付け方も
浴衣に帯留めや帯飾りを付けられる方も多いので、帯留めの付け方と注意点もお伝えしました。
帯も折り返してアレンジを。
百貨店などの売り場でマネキンがこういう風にしているのよく見かけますよね。
それぞれのアップです
左上から時計回りでリボン返し、キャンディ結び、文庫結び、帯留め。
リボン返しは歩くと帯の端がゆらゆら揺れて可愛いです。
キャンディ結びは画像ではわかり肉のですが、ふっくらとボリュームがあって大人っぽい雰囲気に。
文庫結びは正統派でキリッとした帯結びです。年齢関係なく結んでいただけますよ。