お生徒様の着姿
Oさん不器用さんと練習嫌いさんのための基本コース最終レッスン
最終レッスン、言うことなしの美しい着姿
不器用さんと練習嫌いさんのための基本コースと礼装4回コースに通われていたOさんのレッスンレポです。
今回は不器用さんと練習嫌いさんの基本コースの最終回です。
このコースの途中で礼装4回コースも受講されたのでこちらがすべての最終レッスンになります。
不器用さんと練習嫌いさんのための基本コース最終レッスン
不器用さんと練習嫌いさんのための基本コースの最終回の着姿のご紹介です。
最終回は基本声掛けは最小限で着ていただくのですが、コース受講中から息子さんの成人式の撮影で礼装着物を着る機会などがあったOさんなのでサクサクとご自身で着付けられました!
そしてこの着姿!もう言うことなしです。
まずは角出し結び
着物着用後、まずは角出しを結んでいただきました。
前回の角出しの復習の回もサラッとこなされて違う帯結びもされていただけあって今回も手順は完全に頭に入られているご様子でした。
角出しの形もバランスの良い横長の下膨れの形に。
両サイドから出ている手先(角)の長さも適度でとても綺麗です。
角出しの時の後ろ姿
角出しの時の後ろ姿です。
裾つぼまりの形がとても綺麗ですね~!
Oさんも衣紋が抜けにくい方でしたが、レッスン中盤からいい感じのすっきりした抜け具合に。
角出しの大きさも全体的に見てとてもバランスがいいです。
続いて六通柄の名古屋帯の一重太鼓に
続きまして、六通柄の名古屋帯で一重太鼓に結ばれました。
帯枕を使うので角出しよりも山が高くなるのが特徴ですね。
先ほどの角出しは砕けたこなれたイメージ。
一重太鼓は正統派なキリッと正統派のイメージになります。
正方形の一重太鼓
六通柄の名古屋帯で結ぶ一重太鼓のアップです。
一重太鼓は正方形の形が一番きれいとされています。
もう正方形ドンピシャ!というかんじですね。
ポイント柄の名古屋帯に替えて
そしてポイント柄の名古屋帯で一重太鼓を結んでいただきました。
前の柄合わせ、いい感じですね!
帯は教室のもので紅型染のものです。
シンプルな紺地の大島紬と合いますね~。
後ろの柄合わせもバッチリ
ポイント柄の名古屋帯での一重太鼓アップです。
柄の縦の範囲も横の範囲も広めの帯なので、柄は山から場合によっては帯枕の内側に来てもいい感じの帯です。
こういう帯はメインとする赤い菊がどこにきたらいいかを考えながら帯枕を当てるといいですね。
ポイント柄はだいたい3種類くらいの柄行きのパターンがあるので、そこをしっかりレッスンではお伝えします。
着崩れない後ろ姿
そしてその後ろ姿です。
ここまでで3回帯を結んではほどいてを繰り返していますが全く着崩れていません。
これは紐の締め具合が絶妙だからですね。
楽ちんきつくないけれども、着崩れない紐の締め具合お伝えしています。
時間が余ったので袋帯も
通常3種類の帯結びで時間がいっぱいになる方が大半なのですが、Oさん講師の声掛けなしでここまでサクサクサクッと着付けられてまだまだ時間が余っておられいました。
礼装4回コースも修了済みでしたので袋帯で二重太鼓も復習していただきました。
前から見ても全く着崩れていませんね、さすがです!
二重太鼓の後ろ姿
袋帯はご自身の物をご持参くださいました。
前回のレッスンで多分総復習で袋帯の二重太鼓の復習もできますよ!とお伝えしていたのでご持参くださいました。
やはり予想通りでしたね(笑)
完璧な二重太鼓
畳しわが真ん中に入っていますが、これは当て布してアイロンかけておいてください。
難しければ悉皆屋さんで筋消ししてもらってくださいね。
さて、二重太鼓。
完璧な形ですね。
本当にね、Oさんお仕事もバリバリされていてお忙しい方なのに月3回ペースでコンスタントに通ってくださり、お家での練習もしっかりこなしてくださいました。
もう言うことなしの着姿です。
きものたまよりの着付けレッスンをご受講くださり誠にありがとうございました。
Oさんからご感想いただきましたのでまたご紹介させていただきます。