お生徒様の着姿
Aさん不器用さんと練習嫌いさんのための基本コース第7回目~9回目
ポイント柄の一重太鼓の絶妙な柄合わせ
大阪京橋のマンツーマン個人着付け教室きものたまよりの堤千草です。
不器用さんと練習嫌いさんのための基本コースと礼装3回コースに通われていたAさんのレッスンレポです。
今回は不器用さんと練習嫌いさんのための基本コース第7回目~9回目の着姿をご紹介します。
不器用さんと練習嫌いさんのための基本コース第7回目
不器用さんと練習嫌いさんのための基本コース第7回目の着姿です。
7回目は六通・全通柄の名古屋帯で結ぶ一重太鼓の復習の回になります。
衿元左右対称でいい感じですね^^
ビシッとお着物上手にお召しです。
正方形の一重太鼓
六通・全通柄の帯はポイント柄と違って柄合わせのない名古屋帯です。
帯枕をどの位置に当てると
お太鼓を作るのに必要な長さが取れるか決まります。
そして一重太鼓は正方形がやはり美しく見えますね。
とても上手に結ばれています。
後ろ姿もバッチリ
後ろ姿です。
衣紋もスッキリと抜けています。
背中にややしわがありますが
紬であれば許容範囲内ですね。(紬はしわが取りにくいです)
裾合わせも長めで裾つぼまりになっています。
八掛という裏地が赤なので
裾つぼまりに決めるとこの赤の八掛がちらりと見えてとてもお洒落です。
不器用さんと練習嫌いさんのための基本コース第8回目
不器用さんと練習嫌いさんのための基本コース第8回目の着姿です。
今回から帯が変わって
ポイント柄の帯で結ぶ一重太鼓になります。
前の柄合わせもいい位置にきていますね。
柄合わせが必要なポイント柄の帯
ポイント柄の帯での一重太鼓アップです。
この柄は縦は短めで横に長い柄です。
このような柄の場合は正方形の中に柄を収めてしまいます。
正方形の中でもやや上目に柄を持ってくるといいですね。
ポイント柄を正方形の上目に持ってくると・・・
後ろ姿です。
ポイント柄の正方形を上目に持ってくると後ろから見ている人の目線が上に行くので足が長くスタイル良く見える効果があります。
前回よりも衣紋も抜き気味でだんだん上級者のお着物姿になっていますよ。
不器用さんと練習嫌いさんのための基本コース第9回目
不器用さんと練習嫌いさんのための基本コース第9回目は前回のポイント柄の名古屋帯で結ぶ一重太鼓の復習の回です。
今回時間があったのでお教室にある帯(右)でも結んでいただきました。
帯を結び直しても全く着崩れていらっしゃいませんね。さすがです!
うしろの柄合わせと前の柄合わせ、帯揚げの結び方
上のお写真はお太鼓のアップです。
両方ともいい位置に柄が来ていますし、正方形の形にも作られていてとてもお上手です。
そして下のお写真は前から見た帯周りのアップです。
前の柄合わせもほぼ真ん中に来ていていいですね。
そして帯揚げにも注目。
左はスッキリと細目に本結び。
右はふっくらとした本結び。
このふたつは結んだあとの処理で変わってきます。
左は結んだあと余った部分は帯の内側に落とし込みます。
右は結んだあと余った部分は俵の両サイドの整えた帯揚げの袋状の中に詰めてふっくらさせます。
後ろ姿
後ろ姿です。
全体で見ても帯の大きさもいい感じでバランスがいいですね。
とても綺麗に着こなされていらっしゃいます。
次回は帯結びが変わって角出しに進みます。