練習大好きなＹさんの最終レッスンの完璧な着姿

不器用さんと練習嫌いさんのための基本コース第１２回目最終レッスン着姿

不器用さんと練習嫌いさんのための基本コースに通われていたＹさんの１２回目。

最終レッスンの回です。

練習大好きなＹさん。
なんと２日に１回のペースでされていたそうです。

このコースはレッスンとレッスンの間(１～２週間の間)にレッスンはだいたい２～３回程度で大丈夫な感じのペースで設定しているのですが

「でも不器用なので・・・」
ということで頑張ってくださっていたそうです。

不器用だなんてＹさんの謙遜で
本当はとっても器用な方なんですよ＾＾

でも練習されることはとてもいいこと。
なのでレッスン中盤からは
わたしの声掛けが必要ではないくらい
ご自分でササっとお着物をお召しでした。

そしてこの美しい仕上がりでございます。

まずは角出し結びを

着物まで着た後、今まで習った帯結びを順番に結んでいただきます。

最終レッスンなのでもちろんわたしの声掛けはほぼなし。

忘れている箇所やつまったところで
声掛けをいつもするのですが
Ｙさんにはそんなのひつようございません。

まずは角出しを結んでいただきました。
大きすぎず小さすぎない絶妙な大きさです＾＾

後ろ姿も美しく

衣紋の抜きも程よくすっきりと。

裾合わせも裾つぼまりになっています。
裾つぼまりの形になっていると上前の八掛が見えるのがいいですね＾＾

引きで見るとより角出しの大きさのバランスがいいのが分かります。

正方形の形が美しい一重太鼓

そして次は全通柄の帯で一重太鼓を結んでいただきました。

正方形の形も美しいですが
たれ先の長さも人差し指一本分でいいですね。

手先の底がお太鼓の底に沿っていて
お太鼓の下線がビシッと緩んでいないのもさすがです。

一重太鼓の後ろ姿です

一重太鼓での後ろ姿。
帯枕がある分角出しよりも帯山は高くなります。

帯山は高い方が若々しい印象に。
高い位置に結べていてとてもいいですね！

一重太鼓の帯山が低くなりやすい
という方は帯枕の当て方をチェックしてみてください。

だいたい低くなりやすい方は

・帯枕を背中に当てる時、帯枕を持たず紐を持ってしまっている
・帯枕を背中に当てる時に背負うように前かがみになる

だいたい上のような方が低くなりやすいです。
この癖を直すと帯山高くなりやすいですよ。

何度も帯を結び直しても着崩れない

今度はポイント柄の帯で一重太鼓を結んでいただきました。

これで帯を締めるのは３回目。
何度も帯を締めてほどいてを繰り返すと
前もうしろも崩れてきやすいですが
(特に衿元が開いたり、空気が入ったり)

Ｙさん全然着崩れておりませんね。
これは長襦袢や胸紐や伊達締めの強さが絶妙な証拠です。

帯の前の柄合わせの位置もとてもいい感じです。

後ろ姿も着崩れず

後ろ姿もご覧ください。

背中にも腰回りにも空気が入っておらず体にピタっとされています。

しわもありませんね。
流石です！

柄の位置は正方形のやや上目が正解！

ポイント柄の帯のうしろの柄合わせです。

この帯はお教室の物ですが
柄が帯枕の山から出ても
山から出さずに正方形の中に収めても
どちらでも良い柄の帯です。

Ｙさんは山から柄を出されました。
正方形の中に全てを収める場合でも
柄はやや上目にあるのが正解ですね＾＾

なぜなら後ろから見た人の目線が上にいくので
スタイル良く見えるんです。

夏のキャンペーンで習った半幅帯のかるた結びも

昨年の夏のキャンペーンで
夏の間に不器用さんと練習嫌いさんのための基本コースに申し込まれた方には「半幅帯の結び方」もレッスンさせていただいておりました。

時間がまだ余っていたのでその時レッスンしたかるた結びも復習いたしました。

「もうすっかり忘れているかも！」
とおっしゃっていたので復習できて良かったです＾＾

半幅帯は着物にもＯＫな帯です！

半幅帯は浴衣にしか結べない
と思われている方も多いのですが
実はこれは間違いです。

カジュアルな普段着着物にも結んでいただけます＾＾

Ｙさんはこの後すぐに礼装４回コースに進まれました。

またそのご様子もレポいたします。