お生徒様の着姿
不器用さんと練習嫌いさんのための基本コースHさん第2回目~6回目
いつか着付けができるようになりたいと思っておられたHさん
大阪京橋のマンツーマン着付け教室きものたまよりの堤千草です。
不器用さんと練習嫌いさんのための基本コースをご受講されているHさんのレッスンレポです。
今回は第2回目~6回目での着姿をご紹介します。
不器用さんと練習嫌いさんのための基本コース第2回目着姿
不器用さんと練習嫌いさんのための基本コースの第2回目の着姿です。
この回は着物の下半分の裾合わせを新しくレッスンいたします。
もちろん第1回目で習った下着・補正・長襦袢の着方もみっちり復習します。
Hさんはいつか着付けができるようになれば・・・とひそかにずっと思われていたそうで、ご近所のうちのお教室を見つけてくださいました。
衣紋と裾の形に注目です
後ろ姿です。
まずは上から衣紋の抜け具合に注目。
綺麗にまるく衣紋が抜けていますね。
これは長襦袢の着方ばばっちりな証拠です。
そして裾合わせ。
裾つぼまりの形に床スレスレの長めの丈に裾合わせができていらっしゃいます。
不器用さんと練習嫌いさんのための基本コース第3回目着姿
不器用さんと練習嫌いさんのための基本コース第3回目のでの着姿です。
この回では着物の上半身を整えます。
「衿合わせ」「背中と脇のシワたるみを取る」「おはしょりの長さを調節する」
のだいたい上記の3項目を行います。
Hさんとっても綺麗な着姿ではじめての上半身をしたとは思えない美しさです。
左右対称の衿合わせ
衿合わせをアップでご覧ください。
左右対称で衿の出具合も細すぎず、太すぎずで絶妙ですよ!
衿合わせのあとは背中と脇のシワとたるみを取る作業、そしておはしょりの処理なのですがそれをしても衿合わせが全然動かないのは絶妙なひもの締め具合のなせる技です。
「崩れないけれども、しんどくなく楽ちん」
これが着物の胸紐には大事ですね。
まっすぐのおはしょりも◎
そしておはしょりにも注目です。
まっすぐ左右高さ揃っていて、体にピタっと沿っていますね。
ここは空気が入るともちゃもちゃしたおはしょりになるのでこの体にピタっとが大事です。
後ろ姿もバッチリです
衣紋の抜きはぜんかいよりも少し詰まっていますが、すっきと抜けて首筋が見えていますね。
衿合わせをすると最初に抜いた衿よりも詰まります。
なので長襦袢を着る時点では衣紋は少し抜き気味にしています。
今回も裾合わせお上手です!
不器用さんと練習嫌いさんのための基本コース第4回目着姿
不器用さんと練習嫌いさんのための基本コース第4回目は3回目までの手順の復習の回です。
第3回目の工程の手順が結構ややこしいので、この回でしっかりと覚えていただく感じになります。
Hさんはお怪我をされて前回から2か月あいてしまったので、ちょうど思い出しのレッスンができてよかったですね。
仕上がりもすっきとお召しです。
今回も後ろ姿もバッチリ
手のお怪我だったので、練習もなかなかできなかったそうですが、声かけ通りに手を動かせばとても綺麗にお召しでしたね。
「まだまだ先生の声かけがなかったら難しい・・・」
とおっしゃっていましたが誰でも第4回目ではそんな感じです^^
なので安心してくださいね。
4回目と言わず中盤でもみなさんそんな感じですが、だんだんわたしの声掛けも減っていってご自分でスッスッと手を動かせるようになられます。
さて今回の後ろ姿も言わずもがな、とても綺麗にお召しです。
不器用さんと練習嫌いさんのための基本コース第5回目着姿
さて、不器用さんと練習嫌いさんのための基本コース第5回目です。
今回からついに帯に進みます。
まずは柄合わせのない六通柄または全通柄の名古屋帯で結ぶ一重太鼓です。
今回はその前編です。
なのでまだ仮紐などがついた状態で帯揚げなども仮結びの状態です。
でも衿元などは崩れず綺麗にお召しです。
お太鼓の形は出来ています
後ろを見れば、お太鼓の形は出来ています。
この回はお太鼓の形を作るところまでが目標の回なので達成できました^^
お太鼓の形は正方形が一番きれいなのですが、Hさんバッチリじゃないですかー!
とってもお上手です。
後ろ姿はほぼ完成形
正方形の一重太鼓ができているので後ろ姿はほぼ完成形です。
あとは前で留めている手先をお太鼓に通して、帯締めを締めて、帯揚げを結んで完成というかんじになります。
今回も衣紋はすっきりと抜けていますし、裾つぼまりの裾合わせとても綺麗です。
不器用さんと練習嫌いさんのための基本コース第6回目着姿
不器用さんと練習嫌いさんのための基本コース第6回目でついに帯までの着付けが完成です!
初めての着付けとは思えないほど完成度が高いですね。
衿合わせやおはしょりなど文句の付けようがないくらいとてもお綺麗です。
帯周りのアップをご覧ください
帯周りのアップです。
帯締めしっかりときりっと結べています。
帯締めは裏表があってどちらを向くか決まっているものなのですが、向かって右の結び目だけが裏を向きます。
その他の部分は必ず表を向きます。
この帯締めは裏表で色が違うので、とても分かりやすいですね。
帯揚げも綺麗に結べておられます。
しっかりと体にフィットしていますね!
帯揚げも帯締めも真ん中が低めで脇に向かうほど高くなっているのがいいですね。
こうするとVのラインができてスタイル良く見えます^^
一重太鼓完成!
帯結びのアップです。
柄合わせのない六通柄または全通柄の名古屋帯で結ぶ一重太鼓。
前回と後ろからみた感じは同じ感じですが、手先がお太鼓の中に通っています。
お太鼓の左端からちょろっと見えているのが手先です。
この手先を通して帯締めをその上に通して結びます。
それからお太鼓の下線を留めていた仮紐を取ってお太鼓の形が固定できていればOKなんです。
正方形のお太鼓から出ているたれ先は人差し指一本分が目安です。
正方形の形もたれ先の出ている分量もとってもいい感じですね!
後ろ姿の全体像です
引きで後ろ姿の全体がこちら。
床スレスレの長めの裾合わせに裾つぼまりの形も◎
背中にも空気が入っておらず、しわもありませんね。
衣紋も程よく抜けています。
次回はコース第7回目です。
次回も一旦ここまでの復習の回になります。
まず帯の仕上がりまでで
「できたー!」という感じですが
家に帰って一人でやってみると
「あれ?どうだったっけ?」となりやすいので
次回の復習の回でしっかり自分だけでも結べるように定着させましょう^^