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わたしの最近の着物コーデ2021年2月前半編
こんにちは。
大阪京橋のマンツーマン個人着付け教室きものたまよりの堤千草です。
「わたしの最近の着物コーデ2021年2月前半編」と題してわたしのレッスンコーデをご紹介させていただきます。
まずはこちらから。
白地の着物にスワトウ刺繍が織り込まれた塩瀬の帯を合わせました。
モノトーンコーデです。
帯締めは古代紫で少し差し色に。
着物の八掛とリンクさせています。
着物の柄のアップです。
白梅柄なんです。
梅といえばちょうど今の時期だなということでこちらの着物に手が伸びました。
冬に白の着物って昔から恰好いいなと憧れがありましたので、このコーデとても気に入って毎年しています。
こちらの帯は柔らかいので一重太鼓専門の帯です。
柄合わせもあるので手先の長さも考慮するためにも角出しには不向きな帯ですが。
こちらの着物は大柄の更紗柄です。
帯は絞りの名古屋帯を合わせました。
絞りの帯も冬の今の時期がちょうどいいですね。
絞りのしぼがとても暖かそうな印象です。
着物の色合い、帯の色合い、帯締め、帯揚げの色合い。
すべてを合わせてなにも差し色は使わないコーデです。
意外と着物に色んな色が使われているので、その着物で使われている色から拾って帯、帯締め、帯揚げの色を合わせました。
よく着物初心者さんからは
「着物と帯のコーディネートの仕方がわからないです」
と言われるのですが、着物や帯に使われている色を合わせる、帯締めや帯揚げなどの色もその中から合わせるようにするとうまくまとまりやすいとお伝えしています。
色合わせに関しては完全にお洋服と同じで大丈夫です。
あとは格を合わせることですね。
普段着の着物には普段着用の名古屋帯や半幅帯、洒落袋帯を合わせて、礼装着物には礼装用の袋帯を合わせます。
こちらのコーデは小紋に更紗柄の紬地の名古屋帯を合わせています。
着物の八掛の色と帯揚げの色を合わせています。
こういう感じで裏地の八掛色も色合わせに使うのもいいですね。
この着物と帯だと全部白か青系になっているのを、帯揚げまで白か青系をつけるとちょっと寂しい感じになりそうです。
八掛がありがたいことに紫がかった桃色だったので、その色と同じ帯揚げをセレクトして差し色にしました。
着物の柄は鈴柄です。
集合体恐怖症の方には申し訳ないくらいの集合っぷりです。
この着物は高田郁さんのあきない世傳金と銀という小説に出てくる鈴柄の江戸小紋の話を読んで「ほしい!」と思い探して見つけて購入した着物です。
残念ながら江戸小紋ではなくただの鈴柄の小紋ですが、お気に入りです。
鈴の柄がドラえもんについていそうなコロンとした鈴なのもツボです。
(余談・今調べたら新刊がもうすぐ発売だ!ワクワク!)
後ろ姿はこちらも一重太鼓に。
この日は一重太鼓のレッスンだったのでこの結び方です。
いつもは角出しに結ぶことの多い帯です。
中の芯が程よい硬さなので一重太鼓も角出しも綺麗に決まってくれる優秀は帯です。
こちらは真っ黒な紬にところどころ白い丸が絞りで染め抜かれています。
じつはこの白い丸の中に柄が入っているのですが、あとでアップの画像をみていただきますね。
この日は帯は半幅帯を結んでいます。
なので帯締めと帯揚げはなしです。
半幅帯も黒に見えますが、これは濃紺の藍染の絞りの帯です。
こういう黒っぽい濃紺の藍染は本藍染めではなく、薬剤染めだと思います。
なので着物に色写りの心配がないので安心です。
本藍染め、薬剤での藍染どちらにも長所と短所がありますね。
柄のアップの前に後ろ姿を。
色が紛れて見えにくいですが、半幅帯はかるた結びを結んでいます。
この半幅帯はすべて全通で絞りではなくて、ところどころ絞りだったり、無地だったりする部分があって、かるたの羽根の部分は無地の部分がでているので、余計分かりにくい・・・というかんじになっていますね(笑)
さて柄のアップです。
これ何に見えますか?
実はねずみさんです。
見えんこともないかな・・・?
こちらはお猿さんにウシさんです。
これはトラさん。
このラインナップでそろそろお気づきかと思います。
そうです、干支柄の着物なんです。
これはうさぎさん。
うんちゃんと見えますね。
たてがみと尾っぽの毛がながいですね。
お馬さんです。
こちらは3連単。
左からへびさん、わんちゃん、ニワトリさん
左からイノシシ、たつ(たつのおとしごやん!)、ひつじさん
多分これで十二支すべてアップできたと思います。
個人的にはねずみが一番わかりにくかったですね。
一番好きなのはとらです。
なんかこっちむいてるのがツボですし、尾っぽがシマシマでぴょんとでているのも可愛らしい!
以上が最近のレッスンコーデでした。
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大阪京橋のマンツーマン個人着付け教室きものたまより
堤千草
https://tamayori.com/
堤 千草
20代前半の頃に実家の箪笥に眠っている祖母や母の着物を着てみたいと思ったのがきっかけで着付けを習い始めました。
毎日着物で生活してみたい、わかりやすい着付けを伝えていきたいと思い、着付け講師の道へ。
マンツーマンならではの、その方に合わせたペースのレッスンで、短期間で綺麗に着物を着ることができるようになるとお生徒さんから好評をいただいております。