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あきない世傳・金と銀を読んで鈴柄の着物を探して

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こんにちは。
大阪京橋のマンツーマン個人着付け教室きものたまよりの堤千草です。

皆さんは贔屓にしている小説家の方はいらっしゃいますか?

わたしは高田郁さんの小説が好きでよく読んでいます。

NHK他でドラマ化されている「みをつくし料理帖」を書かれた方です。


高田郁さんが現在執筆されているのがこちらの

あきない世傳 金と銀

呉服商を営むことになった女性の話です。

元々は大阪天満で旦那さんと一緒に商いをしていたのですが、旦那さんが亡くなり自分が店主になる事に。

しかし大阪では女名前といって女性が表立って店主になることができません。

なので女性でも店主としてお店が開くことができる江戸に出るというお話。

この小説、呉服商のお話なので着物のこと、帯のことなどとても詳しく書かれています。

例えば上方と江戸では帯の巻く方向が違うとか・・・

わたしがレッスンでお生徒さんに関西巻き、関東巻きと説明する時にこちらの小説のことも引き合いに出して説明させていただいています。

7巻は江戸小紋のお話。
お店が五十鈴屋という屋号なので今までお客さんに配るおまけで鈴柄の手拭いや和傘などのアイデアを出してきた主人公。

今回は江戸紫色で染めた鈴柄の江戸小紋を作ることになります。

江戸小紋というと元々武家の裃に使われた柄でお召しになるのは武家の方々だったそう。

裃には使われない洒落柄の江戸小紋で一般庶民に広めようとします。



読んでると
鈴柄の江戸小紋がめちゃくちゃ欲しくなるのです・・・。

ヤフオクとかネットショップとかで探してみましたが無く・・・。
意外と鈴柄自体があまり検索にヒットしませんでした。

なのでせめて鈴柄の小紋を購入しました。


細かい柄なので全体で見ると鈴感がないですね。


近くで見るとこんな感じ。

お生徒さんからも
「先生、鈴~!」
と言われます (笑)



後ろ姿はこんな感じ。

八掛の色と帯の縞の色を合わせました。

帯の縞の色は江戸紫ではなく京紫ですが。

いつか江戸紫色の鈴柄の江戸小紋手に入れたいものです。

大阪着物着付け教室講師堤千草

堤 千草

20代前半の頃に実家の箪笥に眠っている祖母や母の着物を着てみたいと思ったのがきっかけで着付けを習い始めました。
毎日着物で生活してみたい、わかりやすい着付けを伝えていきたいと思い、着付け講師の道へ。

マンツーマンならではの、その方に合わせたペースのレッスンで、短期間で綺麗に着物を着ることができるようになるとお生徒さんから好評をいただいております。

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